Mr.Children「足音 〜Be Strong」祝オリコンデイリー初日3位!

3位のどこが祝やねん!って思うでしょう。はい、ちょっと皮肉です。でも、半分くらいは素直な気持ちです。

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前評判通りSezy Zoneが1位なのは納得なんですが、EXILEは完全に伏兵でした(笑)

悪意はありませんが、説明だけはしておくことにします。

Sezy Zoneは33種類あって、うちCDが8種類、Music Cardが25種類。Music Cardは1枚300円で、他にハイタッチ回への応募に3枚購入が必須となっています。

EXILEは通称「チケット商法」と呼ばれる方法で、ライブのチケット(FC分)がCD付きになっていて、チケット引き替え時に売り上げ枚数にカウントされます。今回、東京ドームの追加公演分の引き替えタイミングだったらしく、デイリーランキングで2位に踊り出ました。

ミスチルは今回は1種類のみ。ほぼいつも通りです…が、一つだけ気になる点は、タワレコを中心にポスターを特典として付けているようです。さほど数字には影響しないでしょうが、いつもに比べると目立っています。

きっと以前にもどこかで書いていますが、自分は中高生時代、ランキングオタクでした。HEY×3やMステはもちろん、NHK-FMのラジオ番組「ミュージックスクエア」でミスチルのシングルがn週連続1位を取るのが何より嬉しくて、誇張でもなく飛び上がったりしていました。それほどまでのランキングへのこだわり、いや執着。今から見ればなんてアホらしい…

そんな自分が今になって思うのは、たかがオリコンの順位で争うことは本当に馬鹿馬鹿しい。まして、他のミュージシャンやアイドルと、そのファンといがみ合って誰が得するのか。もし仮に争いが起こるとしても、そんなのはレコード会社にでも任せておけばいいんです。

だって、誰が1位になったって何の違いもないじゃないですか。1位になったら曲のメロディが変わるなら一大事だけれど、あいにく順位に関わらず、メロディも歌詞も作られたままで聴けますから。

今や、オリコンのランキングはただの参考値。1種類売りをした時に売れた枚数で「CDを買ったファンの数」を計ることは出来るでしょうが、それだけのこと。数字でみたら、今と90年代で比較することも無意味。例えば嵐なんて、90年代だったら絶対に今のシングル全部ミリオンになってますよ。

じゃあなぜ、レコード会社が売り方にこだわるかと言うと、みんなが昔ながらのランキングによって「凄いなあ」とか「ふざけるな」みたいに反響が大きいから。騒いでる人は皆、どんなポジションに立っててもオリコンの権威づけに一役買っているんです。ええ、大いに反省してください!そうやって話題になるうちは、合法な限りで手をつくして、色んな売り方をされ続けるに違いありません…

ミスチルに話を戻すと、自分はランキング遊びはやり尽くして飽きてしまったので、何位でも気にならなくなりました。今回、恐らくウィークリーでもSexy Zoneが1位を取るでしょう。もしそれで、今後のミスチルが記録を意識することなく、自由にリリースしてくれるなら嬉しいなっていうのが率直な気持ちです。

Sexy Zoneはジャニーズの方針によってファンが辛い思いをしている傍ら、楽曲はキャッチーな王道アイドルグループ。EXILEは、歌も踊りもレベルの高いエンターテイメント集団。ミスチルは音楽に特化した国民的バンド。

楽しむためのエンターテイメントで争うなんてナンセンスだ。