(ネタバレあり)Mr.Children 2009/11/28 福岡Yahoo!JAPANドーム セットリスト&プチライブレポ

改めて感想です。重ねての注意になりますが、この日記はドームツアーのネタバレをかなり含みます。もしうっかり入ってきてしまった方がいれば、下のリンクからトップページへお戻り下さい。この日記以外、現在行われているドームツアーのネタバレはありません。

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うっかり目に入れる方がいるといけないので、もう少し関係ない文章で埋めておきます。セットリストを事前に見たい派、見たくない派といると思うんですけど、どちらが多いんでしょうね。

個人的には、基本的には事前に見たくありません。ミスチルに限っては特にですけど、コブクロやBUMP、B'zあたりも見ずに参加したいです。大体、セットリストを記憶できるぐらい曲を知ってるかどうかが境目になってます。

逆にセットリストを知りたい場合は、いくつか好きな曲があるぐらいのアーティストで、好きな曲をやるかどうか知ってから参加を決める場合でしょうか。人によっては関係なく見たい人、見ても気にしない人、絶対に見たくない人と色々いるでしょうから、結局は個々の好みということで。

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------------ここからネタバレ------------

早速セットリストから。

<セットリスト>

声(1番サビまで)

ラブコネクション

DANCE DANCE DANCE

worlds end

-MC-

HANABI

ロードムービー

風と星とメビウスの輪

ALIVE

LOVEはじめました

MONSTER

ニシエヒガシエ

CANDY

(センターステージに移動)

Simple

Drawing

彩り

(メインステージに戻る)

fanfare

箒星

名もなき詩

エソラ

終わりなき旅

<アンコール・・・映像が流れる>

365日

and I love you

GIFT

まずはカッコいいの一言!今までにないぐらい、ロックなミスチルを感じられる2時間半でした。セットリストだけ見ていると「そう?」と思う人もいるかもしれませんが、アレンジも加わってかなりロックしていました。

もう一つは、演出の地味な派手さ。ネタバレなし日記で「ん?」と思った人がいるかどうか分かりませんが、演出が本当に凄いです。ただ花火などの特効でド派手ってのじゃなくて、6枚の大型液晶パネルを使った映像演出が圧巻。

どういうことかと言うと、6枚の長細いパネルを横長につなげたり、中央に集めて特大のパネルにしたり、はたまた回転させたりしてと、動きのあるダイナミックなセットになっていました。これから行かれる方は、音楽はもちろん、その辺りにも注意してみるとより楽しめると思います。

セットリスト的には、多少行っているファンには聞いた事がある曲が多くて目新しさはなく、何となく友人を連れて行くにはヒット曲が少ないという中途半端さはあるかもしれません。ただ、個人的に大大満足だったので、それだけで十分だと思っています(笑)

<ちょっとレポ>

まず度肝を抜かれたのが登場。まさかのセンターステージからの登場で、驚きと喜びで場内がすごい歓声に。そんなざわめきの中で、ピアノとボーカルでしっとりと「声」を1番だけ歌いました。

次がノリノリタイム。コミカルな映像とスクリーンのライトを目いっぱい使ってのラヴコネクションに、会場全体が揺れ揺れのDance Dance Dance。終末ツアーよりちょっと長いドラムのカウントから、Worlds end。前回のツアーのせいか、この曲を聴くと終盤な感覚になってしまいます。

「大きなセットと、音と、光と、集まってくれた35000人の人、人、人で凄いことが起こるのを見てみたいです」みたいな簡単なMCと挨拶をはさんでまったりゾーン。

HANABI」は前回と同じく半音下げ。久々の「ロードムービー」(半音下げ?)があって、こちらも終末ツアーの終盤だった「風と星とメビウスの輪」。この曲の間奏からのドラムの盛り上がりが大好きで、また聞きたいと思っていたので単純に嬉しかったです。

そして聞き覚えのあるイントロから「ALIVE」。原曲の重い感じにピアノが花を添えた演奏。ミスチルが暗い時期の本当に重苦しい曲だったはずなんだけど、その時の呪縛から解き放たれたかのような前向きな雰囲気が伝わってきて、思わずウルッときてしまいました。今回のツボ曲その1です。

ここから畳み掛けるようなロックタイム。おなじみのイントロでLOVEはじめましたが始まって、スクリーンにはシュールなアニメーション。ただ本当に凄かったのが1番の後からの演奏で、ジャズ調のピアノにベースの激しいうねりにドラムとギターとが合わさって、音の波がただただ気持ちいい曲に仕上がってました。HOMEツアーの「PIANO MAN」に近いような、でもそれ以上に気持ちいい感じ。今回の個人的No.1ソングでした。

さらにMonsterでロックな雰囲気をたもったまま、ニシエヒガシエ。曲に入る前に不思議な効果音があって、イントロの終わりで花火の特効。会場のボルテージが一気に上がった感じでした。

ピアノイントロで何の曲かなと思っていたら、流れてきたのはCANDYのイントロ。ふっと息を抜いて、落ち着いた空間に。

そこからスタンドに向かって呼びかけて「そっちに行くね!」と言ったあとメンバー勢ぞろいでセンターステージへ大移動。「Mr.Childrenが近くの駅前に来たと思って・・・でも各駅停車じゃなくて急行が止まるぐらいで(笑)」と軽口を飛ばしてから、MCにあった「シンプルなステージ」になぞらえてアコギソロからSimple。

「隠れた人気曲だと聞いています。とても悲しいドラマの主題歌に使われていて・・・」というくだりから、「駅にある***って何ていうか知ってる?」と尋ねると客席から「はかたざ」という返答。「そのはかたざの近くに小さい川があるでしょ?いや、大きくもない中ぐらいの川」とナカケーと那珂川(なかがわ)をかけたようなやり取りをしつつ、「そこの景色がきれいで、自分に絵心があったらなあという気持ちを書いた曲です。」

シーンと静まった空間にDrawingが響きわたっていました。そして3曲目は彩り。1番を客席に任せるものの、さすがにドームのファン層では大合唱とまではいかず・・・中合唱ぐらいで、暖かい雰囲気に。

メンバーが戻りながら高らかなラッパのような音。「この感じ知ってる?」と始まったのが新曲fanfare。かっこいいギターリフやAメロのシャウトなど、ぐんぐん盛り上がっていきます。さらに箒星で客のテンションが上がってきたところに始まったのが

名もなき詩」。待ってましたと言わんばかりに、今まで静かだったお客さんも含めて会場内が一気に熱くなりました。6枚の液晶パネルが縦になって、6人をそれぞれ映していたのが素敵でした。

そして、まるで「跳べ」を彷彿とさせるような音からスタートしたのが「エソラ」。おなじみのライブイントロが始まって、テンションが更に上がります。最高潮の「ロックミーベイベー」がもう楽しくて楽しくて。最後のサビの前にナカケーと田原さんと桜井さんがセンターステージへ。

曲が終わると、桜井さんが一人だけ残っていて、始まったのはオープニング曲だった「声」。今度は2番からバンドも入って、ドーム中に声が響きわたります。終末ツアーと同じように、最後に演奏なしで桜井さんと会場との「イェー」の声のやり取り。最後の最後、ドーム全体の「イェー」が響きわたった後、1~2秒あったかどうかの余韻と静寂。思わず鳥肌が立つような空間でした。

ap bank fes'09と8月6日名古屋最終公演で演奏した「終わりなき旅」を熱く熱く演奏して、本編が終了しました。

いつもならアンコールの場面だけれど、しばらく手拍子が続いているとメインスクリーンの映像が始まります。世界の餓死者、エイズの死亡者などの暗い数字から始まって、初詣に行く日本人の数9900万人、世界の同性愛者の割合が10%、約6億人という数字にドーム内がざわつきました。世界で愛し合う人の数、と続いてきて・・・

1年に愛し合える日数

365日

とピアノのイントロで新曲「365日」が始まります。しっとりした曲もさることながら、ここからの桜井さんの声が驚くほどの絶好調で、続くand I love youと圧倒的な歌唱力で会場を引き込んでいました。

長かったライブも、とうとうラスト。GIFTは会場の合唱と手振りとで、凄く一体感のある空気で終了しました。

とりとめなく下書きもせずに書いてみました。終末ツアーが最高に楽しかったですけど、今回はまた全然違った雰囲気で、でも楽しいライブでした♪

ダラダラとした内容を読んでくれた方、ありがとうございました。忘れてる事もたくさんあるので、気づいた事や感想があればぜひコメント下さい。