ももクロが描く夢 @国立競技場2days

ミスチルは新曲の映画の主題歌が決まったり、桜井さんは一人でMIFAの活動にガンガン精をだしてますが、自分は相変わらずももクロです。今はももクロのターンなのです。

というわけで、国立競技場のライブ2daysに行ってきました。転売対策もしっかりしているので、通常のルートで取れないと面倒(Twitterとかで同行募集を探さなきゃ行けない)だなと思っていたところ、今回はすんなりと2日分を確保できて拍子抜け。まぁ、そんなにチケ運あるわけじゃないからたまにはいいよね!

ライブはね…良かったです。歌手のように歌が上手いわけではないし、ダンサーのようにダンスが上手いわけでもないけど、持ちうる限りのエネルギーと笑顔で、心に響きました。それ以上に、楽しかった。オープニングから13曲はシングルをリリース順に演奏して…一言で言えば、総集編のお祭りです。モノノフ(ももクロのファンの呼称)も盛り上がるのが上手いから、盛り上がりますよね。

ナタリー - ももクロ、国立で宣言「笑顔を届けることにゴールはない」

でも何よりも衝撃だったのは、2日目のラスト。聖火台の前での挨拶でした。

れにちゃん「これからも同じラインに立って、同じ方向を見て、みんなで一緒に、夢に向かって進んでいきましょう。」

あーりん「こうやって私たちは夢を叶えてもらって、「ももクロが夢を叶えた」って思われがちだけどそうじゃなくて、みんなが叶えてくれた夢だから、すごいのは私たちじゃなくて本当にみんなだと思う」

そして、夏菜子「私たちは大きな会場でやりたいから、やってるわけじゃないんです。会場をゴールにしてたら、大きな会場でやったらそれで終わりみたいになっちゃうけど、私たちは、みんなの笑顔が見たくて、それにくっついてきて、大きな会場でやりたいっていう感じで」

「私たちは、天下を取りに来ました。でもそれは、アイドル界の天下でもなく、芸能界の天下でもありません。みんなに笑顔を届けるという部分で、天下を取りたい。そう思います。これからもずっとずっと、みんなに嫌なことがあっても、私たちを観て、ずっと笑っててほしいです。」

「何かサプライズがあるのかななんて思ってたんですけど、こうやって何もないまま最後まで来て、わかったんです。もう悪い大人は、私たちの前に壁を作ってくれないんだなあと思って。」

まだ17〜20歳のメンバーしかいないグループだけど、少しも驕ることもなく、スタッフやファン、関わるたくさんの人々に感謝してるのが素直に伝わってきて。他の人のライブでも心に染みる演奏を聴いて泣いた事は何度もあったけど、これほどまでに心を震わせたことってないかもしれない。そんな挨拶でした。と同時に、本物のアイドルって凄いなって。自分がリアルタイムで経験した中で、初めて思いました。

きっと、ミュージシャンが好きな人、パフォーマンスを重視する人にはまだまだ認めて貰えないでしょう。純粋にパフォーマンスで見せるには、もう少し…いや、かなりのトレーニングを積まないと辿り着かないでしょうから。それに、こうやって自分がいくら熱く語ってみたって、既にハマってる人には伝わるかもしれないけど、興味ない人には気持ち悪いって思われて終わりそう。

でも、人としては本当に素晴らしい人達。一回りも年下だけど、そんな事は関係なしに尊敬の念しかありません。いつかそれを分かって貰えるまで頑張れるといいね。

全く興味のかけらも無かった自分が突然ハマるタイミングがあったように、きっかけ次第だと思うので、無理に周りには薦めません。自分が薦めなくても、きっとジワジワと伝わっていくはずだから。5年後10年後、嵐やSMAPみたいな存在になれるといいな…そんな事を思いながら、これからも応援していきます。