ライブチケットの人気が分かるようになる秘訣
チケットの人気予測に必要なもの…
ずばり経験とネットオークションの相場チェックです。
自分はミスチルのライブに行くために、2001年ぐらいからずっとチケットを取ることに腐心してきました。今ほどネットが普及する前は、よくヤフオクで定価前後のチケットを買っていました。ミスチルのチケット自体も取りづらい程ではなく（FC先行で落ちるなんて、少なくとも名古屋では考えられなかった！）、ネットオークションでも良席以外はさほど高騰した記憶がありません。
そうしてツアーの度にヤフオクとにらめっこしていたら、自分がよく行くアーティストのチケット人気が肌で分かるようになりました。長い間、誰かのファンをしている人には共感してもらえるんじゃないでしょうか。この会場なら苦労なく取れる、ここはキツいってのが感覚で分かると思います。
「最近ファンになったんだから分かるわけないじゃん！」って思う人もいると思いますが、実際それは仕方ありません。10年料理をしている人に、始めたての人が勝てるなら世の中すべて楽勝です。ですが、ネットオークション（主にヤフオク）とチケ流（チケット流通センター）で相場を見ておけば、少しずつ分かるようになってくるはずです。
人気のチケットはちょっと高いぐらいでも入札がジャンジャン入るし、高値で売れていきます。売れない人は定価割れしていても、悲しいぐらいに全然入札が入りません。
ちなみにここ2〜3年のミスチルは凄いです。「777」が揃ったフィーバー状態。今回のファンモン（FUNKY MONKEY BABYS）のような解散コンサートなどの要因でもない限り、神クラスのジャニーズ「嵐」を除けば、ドーム以上のライブで安定して定価を割れないチケットはないんじゃないでしょうか。1枚5万とか余裕でする嵐は別格なんや…ホント異常すぎます(笑)
ただ一つ勘違いしてはいけないのは、「他のアーティストがミスチルより取りやすい」という訳ではないということ。仮に、普段3000人規模のツアーをやっているアーティストが200人ぐらいのライブハウスで公演をやったら、ミスチルより全然取りづらくなります。結局、需要量÷供給量の数字が大きいほど取りづらいのはどの世界でも共通していて、チケットの人気を予測すること＝「需要量と供給量を読む」ということです。
需要量と供給量に関係する要因はこんなものがあります。
・曜日（当然、土日は人気。平日なら水曜が人気→ノー残業デーの会社が多い？）
・特別な公演（ツアー初日・ファイナル、メンバーの誕生日など、デビュー日などなど）
・会場の収容人数（＝供給量）
・ツアーを通じての合計動員数
・地域（需要量。当たり前ですが関東＞関西＞その他の順です。人口にほぼ比例します）
・聖地（例えばゆずの横浜、コブクロの関西・宮崎などですね）
・各販売方法の枚数配分（アーティストによって、ファンクラブ優遇する所、あまりしない所と様々です）
他に、需要を調べるにはTwitterなどで関連する単語を調べてみるといいかもしれません。FC先行前に「ミスチル 大阪」などで検索すれば、何となく人気の雰囲気がつかめると思います。これは参考程度なので、何となくつかむだけで十分です。
ヤフオクやチケ流での相場チェックで一つ注意が必要なのは、時期によって相場は大きく変わる点です。
・チケットの発券や配送が始まっているかどうか（→チケットが手元にくる前は出品数が少なく高値になりがちです）
・FC先行の直後は、落選が多い場合だとかなり高くなります
・一般発売が終わった直後（発売日の11〜13時ぐらい）は焦った人の入札で高騰します
FC先行直後は定価の2〜3倍で売れていたのに、いざ一般発売が終わってチケットが届き出したら定価割れということすらよくあります。自分の記憶で顕著なのは、ミスチルのSENSE -in the field-の広島ビッグアーチがいい例です。最初は高く、最後は超良席が定価の半額ぐらいになる状態でしたから。これを読んでいる普通のファンでも、余りが出て困った人がいるかもしれません…
ということで、時期で大きく変わるので最初の先行予約から公演直前までの長期間で見ていく必要があります。そして、自分の頭で考えて下さい。なんで高かったのか、安かったのか、高くなったのか、のように。最初は分からないかもしれませんが、慣れてくれば無駄に焦らなくなります。ライブによく行く人は良ければ参考にしてみて下さい。
それではまた！
