映画「幕が上がる」感想 〜 Mr.Children「fanfare」

なぜだろう…映画を見ている間ずっと、今まで聴いてきたミスチルの色んな歌詞が頭をぐるぐる回ってた。ちょうど今日聴いたばかりの歌詞が自分に突き刺さる。 「それでも心は手を伸ばし続ける」Mr.Children / 蒼 残念なことに、自分には部活に全力で打ち込んだ経験がない。当然、サークルも。好きなものを聞かれたら、音楽を聴くこと歌うことと迷わずに答えられるのに、何もしてこなかった。いつも燻り続けてる感情が、映画の中のあるシーンでリンクした。 大人になると、追われることばかりだ。何か一つのことに打ち込むだけの勇気は、学生の頃以上に持てなくなってしまった。 でも。仕方のないことだって一部はあるにせよ、追いかけてくる魔物を作り出してるのは、誰でもない自分だ。 Mr.Children「fanfare」の歌詞から。 「悔やんだって後の祭り もう昨日に手を振ろう」 「あなたの瞳に いつか出会った本当の僕が 迷いこんでやしないかな?」 僕と同じように打ち込んできたものがなかった人 それから何が好きなのか分からない人。 自分じゃ気づけなくても、もしかすると身近な誰かが知ってるかもしれないよ。 「さぁ 旅立ちのときは今」 「失った宝物を探しに行こう」 この文章を書いてきて、最後の最後に、とっても大事なことに気付いた。 映画のエンディングがなぜ、あの演出だったのか。 そして、ミスチルの「fanfare」の歌詞とリンクした理由も。 今日、まさに、幕が上がったんだ。