2015/7/31 ももいろクローバーZ 桃神祭2015 エコパスタジアム大会

行ってきました桃神祭!

ももいろクローバーZ 桃神祭2015 エコパスタジアム大会

年に1度のバカ騒ぎ。ももクロにハマって早くも2年と半年、3回目の夏がやってきました。めざましテレビの特集を見て、同僚が何人か面白そうだねって言ってくれましたけど、確かにこんなに訳の分からないお祭りをやるのはももクロぐらいかも。会場の外にリングがあって、そこでダンプ松本神取忍のプロレス見られるとか、どう考えてもおかしい!

自分にとっては、ダンプ松本はヒールレスラー以上に、ゲーム番組に出てた有名人って印象の方が強かったりして。なので、見ることができて単純に嬉しかったです。全然関係ない懐かし話(笑)

おまけにFCの抽選にも当たっちゃって、「うなぎいも サツマイモミルク饅頭」「たかのみかんジュース」などなどもらっちゃいました。どちらも大変おいしゅうございました。ライブ始まる前にやりきった気分だよ!

とはいえ、メインはライブです。座席はスタンド正面側、4列目。基本的に終始すべてを把握できたのと、トロッコで回ってきたときは相当近かったので単純にいい席でした。ありがたや。

この日は何と言ってもヒャダインこと前山田健一の登場でしょう。自分がハマるきっかけになったアルバム「5TH DIMENSION」をディスるツイートをした疑惑で、ももクロの運営と疎遠になったとかどうとか。真実はさておき、確かにそれ以来ももクロが紹介されるどのメディアでも前山田健一の名前を見ることはなくなりました。情熱大陸では戦友だとまで言っていたのに…

今回満を持して、ももクロの名物マネージャー川上アキラと、ステージに設置されたリングでのプロレス対決。冗談じゃなく、ホントにプロレス。勝負は5分かそこらで、あっという間に前山田健一の勝利で決着はついたけど、そこで少なくとも表面的には遺恨も消えて、初めて「怪盗少女」を共演したわけです。大人のケンカってこじれるから、こんなイベント事にまでしないと解消もできないのかな…とか色々考えたりもして込み上げてました。

正直、いい大人がケンカしようがどうしようが自由なんですけど、少なくともももクロの5人には、周囲のつまらない影を引きずってもらいたくないんですよね。

あ、ライブの話してないな。ライブは純粋に楽しかったです。燃え尽きたとか、感動したとか、そんな大袈裟なものではなくて、楽しかった、という感じ。

◆良かったこと

和楽器隊による楽曲の和風アレンジが秀逸だった。Zの誓いはオリジナルより好きかもしれない。

・あーりんしおりんの声が良くなってた。あーりんは前よりも歌声の発声に、しおりんも舞台を経てか掠れや辛そうな感じがなかった。嬉しい。

・ついにJUMP!!!!!を披露。最後、延々とジャンプさせられたの、シンプルに楽しい!またやっておくれ。

◆微妙だったこと

・全国のお祭りを集めるのは面白いけど、去年と今年で2度目となるとうーん…

・メインのスクリーンが小さい。アイドルは見てナンボだと思うので、メインのスクリーンは大きい方がいいな。

・放水の偏り。濡れる場所はずぶ濡れ、そうでない場所は一切なし。ある程度は仕方ないとしても…

・ステージの回り方。もっと小さめのトロッコとか使って、アリーナを縦横してみたらどうだろう?

ほぼほぼ不満は演出とステージセットということになります。少し前後するけれど、嵐のDIGITALIANツアーのライブDVDを見て愕然としました。演出の凄さ、執拗なまでに色んな観客に近寄ろうとする移動ステージやトロッコ、気球などなど。とにかく5人が「近い」。ももクロを知って、すごく「近い」なと思っていたんですが、ライブにおける距離は、映像ごしではあるけれど嵐の方が近く感じました。

ももクロのライブ演出は、「どうやったら5人を最高の形でお客さんに見せられるか、喜んでもらえるか」の部分が弱い気がしています。良くも悪くも、ファンはももクロを優しく見守る人が多くて、ある程度勝手に盛り上がってくれるから、そこに甘えているような。今回でいうと場外のイベントや前山田vsマネージャーのプロレスや、確かにももクロならではの面白さなんだけれど、最終的にはライブでカッコいい彼女たちを見たいんです。そのために滅茶苦茶なことが必要ならやればいいけれど、逆にステージにかけるべき予算が割かれているんだとしたら、何か違うんじゃないかと。

去年の4月、西武ドームで本人達が演出を考えたFCイベントでは、嵐のようにトロッコでアリーナを走り回ったり、スタンドを移動したりもしてました。全部じゃなくても、もうちょっと演出に本人たちが口を出したら良くなるんじゃないかなぁ…なんてことも考えてしまった桃神祭でした。